引っ越しのナイショ話
6つのポイント
①時期で変動する引っ越し料金
新年度の節目に向けて動き出しますので、3,4月の引っ越しは、料金、トラブルなどなど、とんでもないことが起きやすいのです。
3月、4月、5月のあたりで引越しをお考えのなら、
間違えなく5月にするべきです。
不動産会社の活発ないわゆるシーズンと呼ばれる時期は、新社会人の方が多く、トラックの確保も追いつかない状態となります。
レンタカーで自分でやろうにも、トラックが無い!
それもそのはず…
沢山の業者がレンタカーまで借りて仕事をしている時期なのです。
そんな、3、4月は、
安い金額を提示しなくても、次から次へとお客さん達が舞い込んできます。
②繁忙期ならではのトラブル!
今日、引越しをしたい!!
そんなお客様は少なくないそうです。
「計画性がない人だな…」
とお思いかもしれませんが、
そんなお客様は
- ●予約をしたのに、引っ越し屋のトラックが来なかった
- ●時間になっても引っ越し屋が来ない。電話にも出ない
- ●やっと連絡がついたと思ったら、予約が出来ていないことが判明
という経緯をたどっているのが大半。
それで改めて業者を探して、
今日、引越しをしたい!!
となるわけです。
- 単純にいそがしい時期ですので、トラックが遅れる
- 引っ越し屋の電話が話し中
ここまではよくある話ですが
予約が出来ていない…
実は、これもよくある話なのです。
単純に、仕事に追われて、引っ越し業者が手続きを忘れてしまった場合ももちろんあります。
しかし、
意図的に忘れているとしたら・・・!?
売上の低い仕事を蹴って、高い仕事を残す
残念ですが、実際にある話です。
引っ越しの仕事はいつどんな時に入ってくるかわからないものです。
「その日の売上ゼロ」では会社が立ち行かなくなりますから、安い仕事でも会社を稼働させることを、最初は、優先するわけです。
しかし、最初に安い仕事を取ってしまい、その後に高い仕事が入ってくれば話は別で、今後は価格を優先したくなります。
でも、いまさら安い仕事を断るのは難しい。
だから、「単純なミス」を装って、予約を受けてないことにしてしまうのです。
会社の書き入れ時ですから、営業の人間は売上目標を通常の月より高く設定されておりますし、個人へのインセンティブが発生する会社もあるので、余計に売上の低い仕事は断りたくなるでしょう。
ここに関しては、担当の人間性次第になってきます。
一番、必要なのは人を見る目かもしれません。
③引越しの安い時期はいつ?
単純に3、4月は単価も高く、仕事量が多い訳ですが、5月、6月も
「高いので少し待っていた」
そんなお客様が多く、仕事量は多いです。
その他の月では12月も割高です。
1年の〆の月ですので、「気持ちを新たに年明けから新居で」と考えるお客様は多いのです。
逆に、ピンポイントで安い時期もあります。
実は、
8月は引越しが少ない
これは毎年、どの会社でも同じです。
暑い時期に重労働。
お客様もこの時期は転居の意思が起きないようですね。
トラックを遊ばせる時間が多いなら、従業員の給料だけでも稼がないといけない!そんな月になります。
もっとも、作業員も体力的に大変な季節になりますので、最低限の仕事量で救われている部分もありますが(笑)
金額を第一に考えて、
いつでもいいんだけどな~
なんて方は8月のお引越しを考えてみてはいかがでしょうか。
④時期の関係なく引越し費用を安くする方法
当たり前ですね(笑)
ここでのポイントは、
安くなる引っ越し業者はお客様によって違う
という事です。
例えば、
ご自身のお休みが、金、土、日と三日間あるとします。
安いと評判の会社が土日しか空いていなくて60,000円の見積もり。
安さを売りにしていない会社が金曜日空いていて45000円の見積もり。
これはよくある話です。
どうしても土日祝日は引っ越し案件が重なるため割高になります。
安く済ませたい場合は平日の引っ越しをご検討ください。
また、
自分にとって必要のないサービスをカットすれば安い業者が見つかります。
実は、安くあげるために本当に必要なことは、ご自身の引越しで必要のないサービスを考えることなのです
これは、実はとても重要なポイントになります。
まずは、
ご自身の条件と、必要なサービスと不必要なサービスを紙に書いてください。
☆平日の引越しは可能か?
☆時間帯の希望はないか?
☆ダンボールは必要か?
☆建物の養生は必要か?必要な場合は何箇所か?
☆男性のお手伝いは用意出来るか?
☆階段の何階~何階の引越しか?
簡単なポイントはこの程度です。
⑤引越しの費用を安くする具体的なテクニック
- 平日の引越しは可能か?
まず、どの会社でも、平日と土日祝日は金額が異なります。
これは基本ですので、大手、中小、どこでも金額は違うと思って良いです。
平日に出来るなら、それが一番ですので、有給を使ってでも平日にやる価値はあります。 - 時間帯の希望はないか?
時間に制限がなければ、「時間フリー」を選択できる会社が最も安くなります。
よく、夕方や夜なら安くなるとお考えの方がいらっしゃいますが、逆に金額は張ってきます。
引越しの作業員は17時~18時には帰社します。
その時間の作業は残業代が発生し、基本的には金額は上がります。 - ダンボールは必要か?
実は引越し用のダンボールというのは大変高額なのです。
「ダンボール無料の会社でギリギリで金額を出してもらった」
そんな話をよく聞きますが、ダンボール代金が他の代金に乗っている場合が大半です。
正直な所、営業マンがダンボール30枚、40枚の値引きを独断で決める事は難しいです。
ホームセンター等で購入をされた事がある方ならご存知かも知れませんが、ダンボール一枚の値段はビックリするほど高いのです。
よく見積もり時にダンボールを置いて帰る会社があります。
理由は様々で、キャンセル防止の意味もありますが、一番の目的は、
予約がキャンセルになれば高額なダンボール代金を請求できるからです。
つまり、自社でダンボールを作っている会社であれば、
ダンボールの代金さえ回収できれば、それなりに利益が出てしまう…
という事なのです。
では、どうすれば良いか…ダンボールのゲット方法
近くに大きなドラッグストアがあれば、ダンボールはたくさんあります。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアを二件もまわれば、だいぶ確保ができると思います。
そして足りない分をお願いする。
これが大事です。
購入するダンボールも、十枚、二十枚程度であれば、熱心な営業の人であればサービスをしてくれるはずです。
それらの要素も見ながら引っ越し業者を選びましょう。
必要な枚数が五十枚~二百枚みたいな大きなお引越しの場合は無料が難しくなりますので、ダンボールの安い会社か、無料を売りにしている会社を探してみてください。
ただ、ダンボール代が無料でも、基本料金が高ければ、ダンボール代が基本料金に乗っているだけなので、そのような業者ははじめから除外します。
基本料金が安いうえに、
「ダンボール代は有料だけど、引っ越し内容によってはサービスいたします」
そんな引っ越し業者がよいです。
ダンボール代を無料にさせる切り札
ダンボールの送料もバカにならないのです。
1回数百円の送料も、たくさん件数をこなす引っ越し業者からすると負担が大きくなります。
ダンボールを無料にする切り札として、予約時に、
「送料をこっち(お客様)で負担するから、ダンボールはサービスでいいですよね?」
と言ってみてください。
送料の負担分は出ますが、ダンボール購入に比べれば安上がりです。
⑥室内の保護(養生)について
しかし、引っ越し業者からすると、
- ●養生は手間がかかる
- ●養生をしないほうが作業しやすい
- ●追加で養生代をいただかないとできない
というのが本音です。
語弊を恐れず言えば、
大荷物を運ぶのだから、多少の傷はしょうがない
そんなふうに思っています。
そして、実際に傷をつけてしまった場合も、
「うちがやったんですかね???」
と平気で言ってくる業者も多いのです。
新築の引っ越しに慣れていない業者もおりますので、その辺は注意する必要があります。
引っ越し業者というのは、件数をこなして売上を上げます。
養生など余計な手間と時間がかかる案件は、それなりの対価がないと合わない…と思うのは当然といえば当然です。
ですが、
中古住宅ならまだしも、ピカピカの新築ですし、売主との立ち会いで傷のないことを確認していますから、新築で荒い作業をされるのは避けたいですよね。
高い料金設定の大手は別として、格安の引っ越し業者は件数をこなしてなんぼですので、養生はやりたがりません。
養生は基本料金には含まれずオプション扱いです。
引っ越しの見積もりを取る際には、「養生費」が入っているかご確認ください。
やはり、超格安の引っ越し業者は作業もそれなりです。
安かろう悪かろう
というのを認識していただいたうえで、格安業者と交渉してください。
ただし、養生に関してはお客様個人の考え方によりますので、
どうせ傷つくから養生はいらない
安いに越したことはない
と腹をくくれるのであれば話は別です。
じっくりとお考えになり、ご自身の引っ越しに
- ●重要なもの
- ●重要でないもの
分けることにより、最適な引っ越しが見つかります。
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